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2011年10~11月に読んだ本 [本]

もちろん、昨年の10~11月に読んだ本ですんで、今が2012年7月なのでかれこれ半年以上前のことになるわけで。。
まだまだ1~6月分も残ってますんで、ぼちぼち更新していきますが、いつになったら追いつけることやら?(苦笑)


サヴァイヴ

サヴァイヴ

  • 作者: 近藤 史恵
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/06
  • メディア: 単行本
「サクリファイス」「エデン」に続く自転車ロードレースを舞台にしたシリーズの第三弾。前2作は白石誓が日本国内のレースから、海外のチームに移籍してグランツールを走る、という長編だったのに対して、本作はその2作の前後の混じった短編集。
主人公も白石誓だけでなく、元いたチームのエースやアシストが主人公になったいわばスピンオフ作品。
普段は日本の小説は読まない相方も、ロードレースが舞台のこのシリーズだけは読んでます。
折りしも、ツールドフランス真っ最中、3大ツールと呼ばれるジロ・デ・イタリアで別府史之が活躍し、ツールドフランスでは新城幸也と、各ツール1名ずつですが日本人選手が出場し、活躍するようになった今だからこそ、リアルに感じられる小説かもしれません。
ただ、エースを勝たせるためにそれこそパンクしたら自分のホイールを差し出し、エースが遅れたら一生懸命集団に戻すために引くアシストという役割、最初は正直わかりにくいと思いますが、アンパンマンに代表される自己犠牲の精神に満ちた日本人にはもっと人気が出てもいいと思うのになぁ、自転車ロードレース。
ヨーロッパは景色がきれいなので、環境ビデオにもいいっすよw
★★★☆☆(2.6くらい)

ドロンジョーヌ恩田の自転車美女入門

ドロンジョーヌ恩田の自転車美女入門

  • 作者: ドロンジョーヌ恩田
  • 出版社/メーカー: 山と渓谷社
  • 発売日: 2010/06/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
2011年の6月に子宮筋腫の手術を受けて、貧血から解放されて、暑さも落ち着きまた自転車=ロードバイクに乗るようになったので、その勢いで読んでみました。
相方の買う自転車雑誌「BiCYCLE CLUB」でもコラムを持つ、美魔女ロードバイカーのドロンジョーヌ恩田さんの女子自転車入門本です。自転車はスタイルアップにもいいんだよー、とでも同じ乗るならお洒落に乗りたいよねぇ、日焼けはイヤよねぇ、と女子目線です。
とにかく、ロードバイクはまだまだ10:1くらいの割合なので、今度「ジテンシャジョシカイ」のイベントに参加してみようかな。
★★★☆☆

明日のマーチ

明日のマーチ

  • 作者: 石田衣良
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/06/21
  • メディア: 単行本
山形県鶴岡市の工場を派遣切りにあった4人が、東京まで徒歩で目指すというロードノベルですが、うち一人が旅の様子を記録した「明日のマーチ」というブログを更新し、それが「派遣切りに抗議する若者たち」としてマスコミに取り上げられて、いつしか官民を巻き込んだムーブメントになってしまう、その中でメンバーの過去が明らかになったり、それにどう立ち向かうのか、というストーリー。
ツイッターや派遣切りと、石田衣良はほんと時代の空気感を盛り込むのが巧いし、4人のキャラもちゃんと立っててすぐにも映像化出来そうだな、と。
ただ、いろんなしがらみやらがあるだろうから、映像化はどうなるかわかんないですけどね。
★★★★☆
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