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Team申 番外公演Ⅱ〜今、僕らが出来ること〜 朗読劇『幻色江戸ごよみ』@3/4 PARCO劇場 [蔵之介さん]

Team申は、佐々木蔵之介が立ち上げた演劇ユニットで、2005年に第1回公演「時には父のない子のように」を上演。
以降も不定期ながら公演を重ね、昨年の震災後からは収益金の一部を東日本大震災の義捐金とする「番外公演〜今、僕らが出来ること〜」を実施。(2011年9月にも朗読劇「家守綺譚」を市川亀治郎・佐藤隆太と共に上演されているそうです。)

このところ蔵之介さん出演のドラマがいまいちおもしろくなくてご無沙汰気味だったのですが、Team申 番外公演Ⅱ〜今、僕らが出来ること〜 朗読劇「幻色江戸ごよみ」、久しぶりに舞台の上の蔵之介さんを観たいと思って、首尾よくチケットが取れたので、3/4(日)に行ってまいりました。
(って、もう5月やん!どんだけ亀更新やねん。。)

実は朗読劇というのは初めてのかうぞう、正直どんな感じなのかイメージがつかめないまま客席へ。
今回は日替わりでこれまでTeam申に出演された役者さんがゲストで登場されるということで、他の日は大杉漣さんや、仲村トオルさんだったりもしたようですが、この日のゲストは手塚とおるさん。
2009年に上演された『狭き門より入れ』に出てはりましたね。

手塚とおるさん、ゲストのはずなのに、開演前の「携帯電話の電源を~」のアナウンスをさせられたり、その上、開演直前に一人で舞台に出されて、もう一度「本当に携帯電話の電源切ってますか?マナーモードでもダメですよ」としどろもどろ気味に無茶振りに堪えて頑張ってはりました。

宮部みゆきさんの江戸時代に生きる普通の人々の世ろ込み、悲しみ、怒り、が描かれた短篇集「幻色江戸こよみ」からこの日は「首吊りご本尊」「神無月」「紙吹雪」の3作。

ステージ上に4人が腰掛けて、台本を手にそれぞれの部分を朗読するという形態。
正直、どうなんだろ?眠くなったりしないのか?(って普通に舞台観てても時々眠くなってしまうことあるのですが・・)なんて思ってたのですが、いやぁ、さすがというか、ちゃんと情景が頭の中に浮かぶんですよ!!

蔵之介さんは声もいいし、安定していて、地の文を読んでいるのと、役柄の遣いわけ(=首吊りご本尊でのひょうきんな幽霊が秀逸!)やら見事でした。

手塚とおるさんも安定されてますね。みんな一人で複数の役柄を朗読されるわけですが、さすが役者さん、ちゃんとその人の姿が見えてきますもん。

で、なんと言ってもすごかったのが猿之助襲名を控えている、市川亀治郎さん。歌舞伎で女形をされていることもあって、紙吹雪で主人公の薄幸な娘を演じられていたのですが、これがまた巧いこと、巧いこと。
落語でも出来るんじゃないの?っていうくらいの変幻自在っぷりで、すごかったです。

この面々の中での佐藤隆太さん、どうにもルーキーズの先生イメージつうか、元気な役はいいけどそれ以外がどうにも一本調子だったのが否めないですね。。

ともあれ、朗読劇って今までなんとなく敬遠してたけど、なかなかいいもんだなぁ、と思ったかうぞうでした。


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bluebird

へぇ!朗読劇!
いいな・・お江戸は(笑)

蔵さんは声がいいし、
亀治郎も芸達者だから、良さそうですねー。
(亀治郎の女形、好きですよ^^)
原作も持っていて、宮部みゆきの時代物は好きなので、この演目は羨ましいな。
by bluebird (2012-05-14 16:10) 

かうぞう

>bluebirdさん。
はい、確かにお江戸は演劇、ライブ、なんにつけ恵まれてますよねぇ。

原作、お持ちなんですねー。
宮部みゆきも、時代物も読まないしどうかな?と思ってましたが
役者さんの力で引き込まれましたねー。

by かうぞう (2012-05-20 23:25) 

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